日本人とロシア人 〜インドアシュラム生活 vol.2〜

2018年01月09日

アシュラムには色々な国籍の人がヨガを学びに来ますが、その中でロシア人も結構多いです。

私の耳には、ロシア人から日本人美容情報がよく入ってきます。以前「日本ではみんなコラジェンを食べてるよね」と言われて、何それ?よく聞いてみると、コラーゲンのことでした。また、「日本人はプラセンタしてるでしょう。すごい流行ってるでしょう。」と言われて、何のこと?聞いたことないと思って調べてみると、ふむふむ、そういうことか。とにかく日本人女性のありとあらゆる美容法がロシア人女性の間で流行っているようです。40代になるとプラセンタ注射をやっていないほうがレアのようです。ま、善し悪しは別として。

ロシア人と日本人の共通点は、集団行動しがちということ。また、日本人(アジア人)やロシア人は体が柔軟なところ。

でも、全然違うところもあります。

アシュラムで指導練習をする時に、さあやりましょうーとなったら、日本人のみんなは色々と話し合って公平に全てが行き渡るようにオーガナイズして始めていきます。ロシア人の方たちの間でも、何を話しているのかわかりませんがあーだこーだ言い合いながら始まります。日本チームは静かに平穏に進み。ロシアチームは、観察していると、あれれ、全然違うこと教えてる!とか、あれ、怒って退場してしまった!といったプチハプニングと共に進み。面白いものです。

日本人とロシア人の歴史も全然違います。自分が若い頃にソビエト連邦が崩壊して生活ががらりと変わる。こんな経験って私には想像もつきません。友人の一人にカザフスタン出身の子がいます。でも、彼女にとっては地理的に今の「カザフスタン」が自分の出身国になるわけで、自分が生まれて育ったソビエト連邦は無くなってしまった。彼女は今はヨーロッパに住んでいますが、自分の故郷として帰る国はないという気持ちを持っているようです。自分の国がない?想像を絶します。

似て非なる日本人とロシア人。主観も入っていますが、ロシア人は西洋人とはまた違った親しみやすさを兼ね備えていてとっても仲良くなりやすいです。ロシア語もぼちぼち習得していきたいものです。