2012年末〜2013年始 ヨガリトリート インド

2013年01月15日

ヨガリトリート。今回はみなさん、アシュラムの近くの民家的民宿的なおうちに泊まっております。インドのおうちはとてもカラフルで、前のお庭にはココナッツツリーやたくさんの木々や花が茂っています。鶏、犬、鳥たちの鳴き声、風吹くココナッツツリーの葉の音。太陽の日差しはきついけれども、家の中では過ごしやすくて本当に気持ちいいです。

アシュラムと聞いてもあまりどのようなところか思いつかないのが普通ですが、世界中のヨガ好きが集まってヨガをして、勉強をして時を過ごしているところです。みなさん初日から積極的に外国人メンバーと交流を持ち、アシュラムにすっかり馴染んでおります。私以上に外国人メンバーの名前や諸事情を把握している状況です!

アシュラムでは朝にヨガしたり、ビーチで呼吸法をしたり、マッサージをしたり、午後にヨガして、夜にはプジャやレクチャーがあったりします。私達は、このスケジュールに混ぜてもらいながらショッピングをしたり、レストランに行ったり、小旅行をしたりと日々100%以上で楽しんでいます。

インドは時間があってないようなものです。日本では時間に束縛されがちになってしまっているメンバーも、「インド時間」に変化してきておりみんな戻ったら大丈夫でしょうか!?ここでは「経済的効率」なんて言葉はありません。それでも、事は捗るのです。時間にとらわれずに、些細なことに怒らずに過ごせば、時は悠々と過ぎてゆくだけです。

メンバーは、日本の様々な地域から、様々なバックグラウンドを持ち、年齢もバラバラの方々が集合いたしました。みんな仲良く笑いがたえず、真剣にヨガをしたり、面白い話をしたり、人生話に花を咲かせています。高野山の時もそうでしたが、多くの人間と何日間過ごすと「言葉では表現できな人それぞれの個性」がじわりじわりと現れはじめ、一人一人の存在の大切さを感じます。

ヨガを通しての人との出会いには感謝してもしきれません。おそらく、これは私だけでなくみんなそう感じられていたのではないでしょうか。仕事も、性別も、バックグラウンドも違う人々がいろんなルートから集まり、みんなの共通の興味であるヨガを通じて、人生について語りあい感じあいました。シュリカリアシュラムは、私達が生きている人生に「疑問」を投げかけて、自分の道を歩むことを後押ししてくれるところです。それは、タントラという哲学の総合的な学び方に起因します。ヨガの行い方そのものに、人生が反映されています。プジャそのものが全体性を保った人間的な経験です。

みなさんの貴重な年末年始をインドで一緒に過ごしていただき、本当にありがとうございました。ここで経験したことをステップに、もっともっと人生を開花させて下さい。

ありがとうございました。