2017年ヨガ指導者養成コース(和歌山)終了

2017年10月02日

2017年の夏秋に開催していた、和歌山での指導者養成コースが終了しました。今回も本当に素晴らしい日々でした!

さて、何から書けばいいのでしょうか。

私は、自分の師匠であるBhagavan に初めて会った時に「人間とはこういう人のことなのか。」と納得し、Bhagavanの元でシュリカリのヨガを学ぶことを決めました。今回の指導者コースを振り返ってみると、シュリカリのヨガは、人間に出会わせてくれるんだな〜と改めて実感しました。「人が持っている人間性」という意味での人間です。自分の人間性に出会い、他の人の人間性に出会う。

今回も、和歌山メンバーに加えて、県外からもお越しいただきました。高知、東京、千葉、兵庫から。みなさん、仕事や家庭のことなど忙しい生活の中でしたが、毎週末を楽しみにして参加してくださいました。私も、週末がとても楽しみでした。アーサナを通して自分を解放し、アイデアと真実を区別し、形而上学とは何かを学んで。心と身体とすべてを使って学んだ3ヶ月。

最後の夜は、ゲストハウスRICOさんの屋上をインド風に飾り付けて、お祝い会をしました。手でカレーを食べ、ありったけのインド布を飾り付け、お花でランゴリを作りました。

私は、いつも養成コースで

「みんなには、単なるヨガインストラクターになってほしくない。インストラクターとしてヨガを伝えるのではなく、人間としてヨガを伝えていこう。」

とお伝えしています。

インストラクターという言葉が世間では当然になっています。だから、私もこの言葉をブログなどで使うときもあります。でも、インストラクターというカタカナ用語や理想像に惑わされることなく、人間として人間と向き合う、これこそがヨガだと確信しています。本物のヨガに、これ以外の道はありません。教え導く「指導者」という言葉のほうが正確だと思います。

現代の社会で、私たちはカタカナで書かれた用語ばかりを追いかけてしまっていると思います。自分たちにとって、本来的な意味を理解しやすい日本語を忘れ、その深みを失ってしまい、自分で自分の人間としての価値を低くしてしまっていると思います。ヨガを教える立場の先生が、インストラクターという枠組みにはまっていると、自分だけでなく生徒さんの成長を阻害してしまうことにもなります。アイデアではなく真実をつかんで、真実を生徒さんに伝えていく。

この3ヶ月間で、こんなことも含めて、みんなでしっかりとヨガの真髄を学ぶことができたと思います。

以前、シュリカリアシュラムでこう述べた方がいました。

「ここに探していたものがなかったら、それは必要のないものだ。」

人は、アイデアを求めて生きがちです。シュリカリに、アイデアはありません。大切な教えのみがあります。

みなさん、本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。