Shri Kali Japan

 

Shri Kali Japan

Shri Kali Japan は、シュリカリアシュラムの伝統的なヨガと人生で役立つ哲学をお伝えしています。
心に効くのは何年たっても変わらないヨガ。次の三つの観点から詳しくご紹介します。

伝統的なヨガに身をゆだねる

シュリカリのヨガはとてもナチュラルです。

その起源は、自然のありようが描かれている、インド最古の聖典「ヴェーダ」にさかのぼります。ヨガとは、誰かのアイデアによって作り上げられるものではなく、自然と調和したポーズや流れのこと。ゆっくりやさしく行うことで、私たちの全てをつかさどっている「気」のバランスを整えます。「気」という源を活かすことで、心身ともに健康な人間として、気持ちよく生活してゆくことができるようになります。

普段は、考えすぎたり、鏡で見た目を気にしたり、人と比べたりと、ストレスをためて生きています。伝統的なヨガでは、考えず、鏡を見ず、人と比べず、ストレスを解き放ちます。何度も繰り返される「リラックス」という言葉に身をゆだねて、目を閉じて静かに自分を味わうひとときです。

初めは、リラックスそのものが難しいですが、定期的な練習により体の筋力や柔軟性が高まり、同時に精神的なくつろぎもどんどん増し、本当のリラックスの果てにあるものを味わいはじめます。

それは、とても「楽」で「自然な自分」です。

智慧と実践は瞑想をみちびく

ヨガの「教えと練習」は切り離せないもの。シュリカリではセットで学びます。このセットは「哲学とヨガ」・「智慧と実践」・「科学と文化」と言えるでしょう。

シュリカリの教えは、現代的な考えに全く左右されていないタントラ哲学。タントラとはインドの聖典「ヴェーダ」の真髄で、人間と宇宙の尊い価値を教えてくれるものです。忙しい生活で、人生の意味を見失いがちな私たち。でも、古代からの教えは、私たちを本来的な気持ちいい状態にリセットしてくれます。

頭だけで教えを理解するのは難しい。こんな時に役立つのが「身体の智慧」。ヨガを通して、身体に教えを浸透させていきます。例えば、ヨガでリラックスが高まり、心と身体から無駄がなくなると、本当の自分を味わうことができます。そうすると自分の身体が単なる肉体ではなく、とても神聖な存在であることに気づきます。これが本来的な瞑想。

「瞑想」とは、心を落ち着かせるテクニックではなく、小さな心を大きな心に結びつけ智恵とともに生きてゆくことです。

「智慧と実践」は瞑想をみちびく

日本の心をとりもどす

日本のこころは、なんだか、懐かしくて、美しくて、自然なもの。

昔から変わらない伝統を学ぶことによって、私たちは日本の伝統的な精神性にも気づき、一気にヨガが身近なものになります。昔から持っていたホンモノの身体観がふつふつと湧いてきます。

私たちは、自分の生まれ育った国の文化の深さを理解してはじめて、ヨガの本質を体得できます。なぜなら、そこに私たちが馴染みやすい「こころ」があるから。日本に昔から伝わる空や無という概念、また、伝統芸能や武道といった実践から学ぶことがたくさんあります。西洋志向はもう時代遅れ。西洋を真似することなく、日本人として誇りを持ち、さらに日本人という枠を超えて「人間」として歩みたいですね。

Guru Bhagavan

グルによる教え

Acarya Bhagavan Shri Shanmukha Anantha Natha は、この流派のグル・師匠であり、シュリカリアシュラムの設立者です。

グルによる教えとは、古代から続く精神的な哲学がしっかりと受け継がれてきたものです。最近になって作り出された経験ベースのアプローチとは異なります。「架空のアイデア」はその場しのぎの術に重点が置かれますが、Bhagavan の「本物の智慧」は人生のどんな場面にも役立ちます。

「本物の智慧」は「幸せに生き続ける強さ」となります。

師匠バガヴァン

Acarya Bhagavan Shri Shanmukha Anantha Natha は、幼い頃から、敬虔なタントリック教徒である祖父よりシャイヴィズム(タントラの一流派)の精神科学を学んできました。後になって 、Bhagavan はShri Ma Chandramati Shivadarsini Sharma を師と仰ぎ、タントラの極意を更に深めました。

イギリス植民地時代の近代的なアイデアにより、60・70年代のインドでは、タントラは魔術のように誤解されていたため、Shri Ma Chandramathi はタントラの伝授を控えていました。しかし、Bhagavan の真摯な態度と祖父から学んだ智慧の深さに心打たれ、彼女は更なる奥義を伝授することを決心しました。

彼女は Bhagavan に「シャイバ/シャクタ」の伝統の「acarya」(日本語の阿闍梨に相当する)として「Bhagavan」の称号を与えました。この称号を持っているということは、 Kashmiri Shaivism、Uttara Shaivism、Dakshina Shaivism、Tamil Shaivism など各種の伝統を含めたヴェーダを完全に理解していることを意味しています。

また、Bhagavan はサンスクリット語、タミル語、ヒンディ語、英語、インドネシア語など様々な言語にも精通しています。タントリック教徒として育った彼は、40年以上のヨガ指導とタントラ哲学の研究を行ってきました。現代哲学や心理学などの様々な分野にも精通しています。

智恵と温かいハートを持ち、たくさんの生徒に人生の生き方を伝授しています。

著書

“Divine Initiation”と “Third Eye of the Buddhist”は、BhagavanとMa Kristinaによって著された哲学書です。

“Divine Initiation”にはヴェーダとタントラの教えが記されています。私達が耳にするインドの神様達は、ヴェーダの教え(形而上学)の詳細を物語っています。この詳細がこの書で解き明かされています。この本を読むことは、インドの精神哲学だけではなく、世界中の精神哲学を正確に理解する大きな一歩です。

“Third Eye of the Buddhist”では、仏陀の誕生から、初期仏教、小乗仏教、大乗仏教そして禅といった仏教の教えが網羅されています。ここでは、仏教の教えを基本から応用まで理解することができます。

この二つの書は、歴史として述べられてきた主観的なアイデアと本来的な教えとの違いを明らかにし、私たちに正しい教えを手渡してくれます。

日本語(訳:中口朋子)でもお読みいただけます。

著 書

著 書

Ma Kristina

Ma Kristina は、Bhagavan とともにシュリカリアシュラムを設立し、智慧の伝授につとめています。ニュージーランドの Otago University において宗教学、Australian National University にてサンスクリットに関する論文を修了。Ma Kristina はタントラ哲学について次のように述べます。

現代の指導者たちは、自分のブランドやヨガスタイルを作りあげるためにタントラやヨガを手直ししていますが、その必要は全くありません。私たちが、この人間の身体を保持する限り、本来的な人生の原理を学んで応用するだけでいいということをタントラは教えてくれます。時代を超越したタントラのフォーミュラ(システム/方法)は、マクロの世界と私達の世界を、哲学的そして数学的に分析することによって構成されています。著名な学者や学術機関によっても導きだされないような貴重な観点を、私達はタントラから学ぶことができます。宇宙の原理は物質のみから構成されているという西洋の主張に反して、昨今になりようやく量子力学の観点から「無」という概念が紐解かれました。つまり、このような科学的な発見は、タントラにおけるシヴァ&シャクティの原理と同等のものであると理解されるようになりました。

マ・クリスティーナ

Tomoko

中口朋子は、Shri Kali Ashramの師匠Acarya Bhagavan Shri Shanmukha Anantha Nathaのもとで14年間学び続けています。学びの初期の段階で、この教えが人間にとって不可欠であると自覚し、2011年に日本のスクールShri Kali Japanを設立しました。

師匠から、ヨガアーサナ・ヨガ哲学・タントラ哲学を学びながら、師匠の哲学書2冊を翻訳。また、師匠の薦めにより高野山大学大学院で学び、サンスクリット語の科学についての修士論文を書き、密教学の修士号を取得。

これまで約150名の日本人指導者を育成。アシュラムでは、上級指導者として世界各国の人々を指導。年の半分をアシュラム(インド・タイ)で過ごしています。

「本来的な教えを学んで、人生の豊かさ味わってもらいたいという気持ちは何年経っても変わっていません。」

中口朋子は、現在も、師匠よりサンスクリット語・タントラ哲学・真言密教・中医学を学び続けています。


 

    精神哲学&ヨガの学び

  1. Shri Kali Ashram Tantric Initiation
  2. 全米ヨガアライアンス E-RYT500 Traditional Tantra Yoga Teacher
  3. Diploma in Ayurvedic Pannchakarma
  4. 高野山大学 密教学 修士号
    翻訳(師匠Bhagavanの哲学本)

  1. 『Divine Initiation』
  2. 『Third Eye of the Buddhist』

ヨガ歴&指導歴

  1. ヨガ歴25年
  2. ヨガ指導経験14年
  3. ヨガ指導者養成コース開催11年

Teachers

日本各地にシュリカリのヨガを伝えている先生がたくさんいます。クラスやワークショップなど開催されていますので、どうぞご参加ください。以下のページからご覧いただけます。

お住まいの地域で開催している先生が見つからない場合は、Shri Kali Japan までご連絡ください。