ヨガに対する迷信をなくす 〜インドアシュラム生活 vol.3〜

2018年02月17日

2月よりインドのリシケシュにきています。もちろん、Shri Kali Ashram です。

2月のリシケシュはまだ朝晩は寒いのですが、昼間は温かくて春のような心地がします。午後のヨガを始める時間帯は温かいのですが、数時間のヨガの最後には寒さがやってきます。最後は、私はダウンを来て毛布をかけて休んでいます。まあ、そこまでせずにTシャツで大丈夫そうなメンズもいます。ゴアの暑さとは違って、今は気候がとてもいいので、疲れもあまりでず体に優しい日々が続いています。

リシケシュはガンジス河の流れる山間の町です。クラクションを鳴らすのが当然の車やリキシャやバイク。何も気にせずに歩く牛。食べ物を狙う猿たち。ものをはこぶロバ達。ヨガスクールに通う多国籍な人々。サモサ屋台。チャイ屋台。ものすごい数のヨガスクール。のんびりできる川沿いのカフェ。これら全てがミックスされた活気ある町。でも、町の喧噪から離れると、のんびり静かな川沿い。少し奥に入るととても静かな自然へと。

シュリカリの生活はいつも通り進んでいます。私は、メインでアーサナクラスを担当させていただいています。担当クラス以外は、レクチャーなどのクラスに参加したり、生徒さんと対応したり、勉強したりといった生活です。

指導者養成コースに参加される方々のアシュラム生活は、朝昼晩のクラスに参加となります。といっても、自由時間もあるので、町にでかけたり、カフェでのんびりしたりすることもできます。詰め込みすぎるとストレスを感じてしまいますからね。まず、一番大切な学びの姿勢はリラックスです。リラックスしてこそ理解できることがたくさんありますからね。

シュリカリでヨガを学びはじめると、ヨガに対する迷信がなくなって、とても楽になって、純粋にヨガと向き合うことができます。

例えば、ヨガをやりはじめるとなると、マットもいるし、ヨガウェアを買ってみたりして、ベジタリアンみたいな食にもちょっと興味を持ってみようかなとか、そんな思いを描くかもしれません。また、ヨガの先生として勉強しようとなると、色々なヨガのワークショップに参加したり、短期集中コースを受けて取得した資格名をあげつらねなければと思うかもしれません。

でも、ヨガとはこういうことではないんだなとシュリカリで学びました。それは、Bhagavan やこの流派の勉強そのものが物語っています。

ヨガアーサナでは、まず、自分の身体を知ります。そして、練習を積み重ねると、自分の存在を知ることができるようになります。ヨガとは、人間を本来的なあり方に導いてくれるものです。

ヨガに対する迷信をなくすと、そこには本物のヨガが待っています。