#私が見つけた日本の心

2022年02月19日

このページでは、全国ツアー「ヨガと日本の心」を担当する講師たちが見つけた日本の心をご紹介します。各講師たちの写真と文章をこちらで使わせていただきました。

 

『私が見つけた “日本の心”』

ただ日々をすごしているだけで
特別なことをせずとも
“日本の心” はそこに佇んでいます。

暮らしの景色にスッととけこんで
目をこらさないと見過ごしてしまいそうな
そんな“心”を講師たちが見つけます。

今週から来週末まで、各地の講師が見つけた
さまざまな“日本の心”をお楽しみください。

あなたが見つけた“日本の心”も
ぜひコメントで教えてくださいね🍣👘🏯🍵🌸

(上記、イントロ投稿は横山彰乃先生より)

 

 

#私が見つけた日本の心
あきの

 

たとえば風の名前。
日本語にはどのくらいあるかご存じですか?

なんと、その数 二千百四十五。

では、雨の名前は??

『和暦で暮らそう(2008年小学館) 』によれば
千百九十語を収録した辞典はあるけれど、
じつはだれも数え尽くしたことがない…そうです。

なんとまぁ。

(とはいえ、この本の出版後にどなたか数え上げているかもしれませんね)

そんなふうに自然の変化に繊細に気づき
寄り添って暮らしてきた日本のひと。
そのなごりが、こうした言葉のほかにも
日々のくらしに残っています。

たとえば手紙を書くとき。
便箋の絵柄を気にしたり
時候のことばを書いたり。
凝る人は切手の図案も工夫したりして。

それらをマナーとしてとらえると
格式ばってつまらなくて
非効率的にも感じてしまいがち。

四季のうつろいを感じ
その喜びをシェアすることととらえれば、
なんだか風流な気分になってきます。

インスタにも素敵な風景やお花など
自然を切り取った写真がいっぱい。
なにかつながるものがあるのかもしれませんね。

ヨガも、じつは自然と一体になってゆくものです。

ワークショップで
ヨガと日本の心の近さをぜひ感じてみてください。

 

● 横山 彰乃
4/17 和歌山 武徳殿
5/15 京都 一念寺
Instagram @aqui_yoga

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
ゆうき

 

「わぁやったー!!
茶柱が立ってるー!!」

「良いことが起きるね。」

こういった言い伝えは、
地域によって違うかもしれませんが、学校では教わっていないのに
どんな世代でも共通認識として知っているものって多いですよね。

皆さんも、縁起が良いもの、悪いものに対して
無意識に行動したり、逆に行動をためらったり
幸せを感じたりすることってありませんか?

・流れ星が流れている間に3回願い事を言うと願いが叶う
・食べてすぐ寝ると牛になる
・手のひらに人と字を3回書いて飲み込むと緊張がほぐれる
・嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる
・雷がなったらおへそを隠す

他にもたくさんの言い伝えが日本にはありますよね。
私は、流れ星に3回願い事を言えた試しがありません🥺🥺
難しすぎませんか🥺🥺?笑

今回、 #私が見つけた日本の心 ということで
色々な言い伝えを調べてみたのですが
見ていくと、なるほどと腑に落ちるものがほとんどで
昔の人々が生活の知恵として言い伝えてくれているのだと感じました。

口から口へと伝えられてきた生活の知恵、これからも大切にしたいですね。

すごく面白かったので、「日本の言い伝え」で検索してみてください!

 

● 石橋 優希
4/23 東京 養源寺
Instagram @yuuki__yoga

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
りつこ

 

EMOJI

いまや世界で通じる絵文字。
メッセージを送る時、欠かせないものになっています。

かつて俳人・与謝蕪村が借りた傘を返す礼状の中で、
「傘」を🌂、
「雨」を/////
と描いたとか。

文字と絵を同じ筆で同じ面に書く文化が、のちに漫画や絵文字へと繋がっていくようです。

日本人のユーモアや遊び心。
探せば色々なところに🐜そうですね。

 

● 千葉 律子
6/18 愛知 盛屋寺
Instagram @ritsuko_go_go

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
さわこ

 

昔の日本のお茶の「間」は、畳の部屋に机が置かれ家族の団らんがあり、縁側があり外の庭と家の中との一体感が感じられます。

同じ「間」には、畳の上に布団が敷かれたりもすることから、時間と空間は別々ではなく、両方一つとなって実際の人の暮らしが構成されます。

家族との関係、自然との関係、あらゆるものは、全てお互い繋がり合っているという価値観を原動力にする「日本人の心」を見つけました。

シュリカリのヨガは、慣れてきたら何も考えずに、時間や場所の感覚が無いくらいリラックスして、ヨガアーサナ(ポーズ)に身をまかせ切ります。

過去やしがらみは捨て、心を静め、あるがままの姿に戻ってゆきます。

 

● 田中 佐和子
6/5 和歌山 伊太祁曽神社
Instagram @yoga_true_self

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
みよこ

 

神社やお寺に参ることに
多くの日本の人々は
深く考えたりはしません

行事ごとに参る
散歩がてら参る人もいれば
家族や友人と
お出かけで参ることもある

行く度に手を合わせ
感謝をしたり 祈り願ったり
もうわからないほど昔から
繰り返し行われている
そのくらい日本の生活に
根付いた文化です

これが私たちの伝えるヨガと
とても似ている

繰り返してはリセットされ
また新たな気持ちで
日々の生活をより豊かにする
こういったことが当たり前にある
これこそが
日本の心そのものだと思うのです

 

● 坂本 美代子
5/22 広島 宮島
Instagram @miyoko_purna

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
まりこ

 

日本の伝統的な文様。自然現象を象徴的に表現した幾何学文様や動物・植物をモチーフにしたもので、連続性があったり単体で表現されたりと様々です。

連続する柄には「途切れることなく繁栄する、続いていく、広がる」などの願いの意味も込められています。

直線や円が重なりあう事で複雑に見える柄も元を正せば直線や円で構成されています。

日本の伝統的な文様は、美しい自然を日常生活で身近に感じ、愛や感謝や調和の精神を感じる事ができる「和の心」だと感じています。

〈写真の文様の説明〉
○苔で作られた市松模様
色の違う正方形が互いに並べられた模様で柄が途切れなく続く様子から子孫繁栄や事業拡大の意味がある

○襖の青海波模様(セイガイハモヨウ)
永遠の平安を表しているとされています。(一時期この文様は単体で表現されたWi-Fiマークとネットで話題になったとか!)

○灯籠にあしらわれた麻の葉模様
麻は成長が速く生命力があることから、健康や成長を意味し、子供の健やかな成長を願い魔よけしても使われたようです。

 

● 三木 マリ子
4/9 大阪 中央公会堂
6/11 大阪 意賀美神社
Instagram @7relaxlife

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
めぐみ

 

日本には四季があり
春は桜や鮮やかな花を楽しみ、
夏は汗を流し涼を楽しみ、
秋は紅葉、
冬は寒いからこその温かさにほっとし、
スーパーに買い物に行けば季節の旬の野菜や果物が並び、
四季折々の食事をする。私たちは生活の中で、
さらっと流れていってしまうような
日常の機微に気づかないけど、無意識ながらに
自然を感じ、自然に沿った生活をしています。
これは生まれながらに持っている日本人らしさですよね。

日本文化の起源は縄文時代までさかのぼり、
当時の日本人の祖先は自然のなかで暮らし、
自然には決して逆らわないように生きてきたそうです。
その理由は自然の力は人間よりも遥かに高く、
仏教の教えでもある「空」の思想ともいわれています。

シュリカリのヨガも自然と調和した流れです。
昔から大切にされてきた心、智慧が
頭だけではなく体からも浸透してきます。
繰り返すほどに気持ちがいい。
自然の流れに身をまかせてみましょう。

 

● 岡前 恵
5/1 和歌山 旧葛城館
Instagram @meguyoga_peace

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
あきの

 

お陰様で
という言葉。

なんと謙虚な言葉だこと。

「我が我が」という昨今ですが
お陰様、というのはそれとは真逆。

自分の努力はもちろんあって
でもそれだけではない。
いろんな縁に助けられている。
自分と自分のまわりとの調和があってこそ。

お陰様。

 

● 横山 彰乃
4/17 和歌山 武徳殿
5/15 京都 一念寺
Instagram @aqui_yoga

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
まさみ

 

私が担当する根来一乗閣の議事堂にある唐破風屋根の真ん中の下に付けられている
〈兎の毛通し〉うのけどおし

シュリカリのヨガの中にも
うさぎのアーサナ(ポーズ)があります。
兎は神聖さの象徴として理解されます。
日本でもインドでも同じように。

一つひとつの象徴を理解していくのもとても楽しい学びのひとつです。

会場でお借りする「一乗閣」は、どなたでも無料で見学できます。(火曜定休日)
お近くにお越しの際は、ぜひゆったりとご覧になって下さい。

 

● 箕浦 雅美
6/25 和歌山 一乗閣
Instagram @yoga_sanga_

 

 

 

 

#私が見つけた日本の心
たかこ

 

私が見つけた日本の心

皆さん、今朝味噌汁飲みましたか?
味噌は、飛鳥時代〜奈良時代に中国から伝来した保存食とされていますが、鎌倉時代にすり鉢が伝わり、粒状の味噌を細かくすり潰して汁にとかして飲む、と言った味噌汁の習慣が武士たちの間で広まったと言われています。
長寿の徳川家康が、具沢山の味噌汁を好んだのは有名ですが、各地の風土や気候に合わせて味噌文化が花開いたのは江戸時代とされています。
味噌汁の調理法は出汁と、具を煮て味噌をとく、と至ってシンプルですが中身は多種多様。
鰹、昆布、煮干し等でとった出汁に具は大根や豆腐、わかめ、アサリやシジミ等の魚介類。
変わったところではトマトやパプリカ、コーン、キムチなど一見味噌汁に合わないような具材でも
赤味噌、白味噌、合わせ味噌と組合せて、お互いのよい長所を引き出す事ができます。

四季折々の素材を入れるもよし
冷蔵庫の残り物を入れるもよし

ほっこりして、美味しく栄養たっぷり。

あたたかい『日本の心』ですね。

 

● 吉澤 貴子
4/9 大阪 中央公会堂
Instagram @hamsa_yoga8823