高野山を訪ねて

2017年06月11日

高野山。密教の地、学びの地、出会いの地。先日行ってきました。高野山大学訪問がメインでしたが、いつもお世話になっている本王院さんに挨拶に行ったり、久しぶりに知人と再会したりしました。

高野山大学大学院の修士論文のため、教授と面談しました。「ことば」とは、「声」とは何だろう。これが私の論文のテーマの土台になっています。もちろん、これは私達の日常の言葉や声ではなく、そのバックグラウンドにある「声なき声」、密教的に言えば「法身説法」。Mantra、マントラ、真言、真実の言葉といったように、マントラの科学を学ぶことでもあります。ここから、さらに論点を絞り込んでいく作業がこれから始まります。地道に根気づよくやるしかないですね。図書館で調べものをしながら、でもこの時期の書庫は冷える。。。本の冷蔵庫、インド帰りの私には修行でした。

毎年ヨガリトリートでお世話になっている本王院さんも訪ねて、お茶とお菓子を頂き一服させていただきました。寺院内にあるお地蔵さんもいつも通りに平穏に迎えてくれました。

久しぶりに高野山の知人にも会うことができました。彼女は、KCCN (Koyasan Cross-cultural Communication Network) 高野山異文化交流ネットワークを通して、世界遺産である高野山にやってくる外国人観光客のみなさんに高野山を満喫してもらえるよう色んな活動をされています。リンクはこちらから→KCCN 。二人でランチしている時に入ってきた外国人観光客にも、「ゆっくりしてってねー」のようなカジュアルさで声をかけていて、壁を作らないアプローチは流石だな〜と思いました。

この日は真っ暗になるまで高野山にいたのですが、木々の間から見える満月が本当に美しかったです。とても日本らしく感じるとともに、高野山で宇宙を感じました。ヨガで勉強していることの哲学を、月は語っていました。